UUNIT-FX業者を比較する

国内FXお悩み解決

証拠金維持率とは?計算方法とロスカットされない目安

最終更新日: 執筆: UNIT-FX編集部本ページはプロモーションを含みます

FXの取引画面を開くと必ず表示される「証拠金維持率」という数値ですが、この数値が何を意味し、どのくらいの水準を保てばよいのか分からないという方は多いはずです。この記事では、証拠金維持率の計算方法と、ロスカットされないための考え方を解説します。

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、口座に預けている証拠金に対して、実際に必要な証拠金がどのくらいの割合を占めているかを示す指標です。計算式は「証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金×100」です。有効証拠金とは、預けた証拠金に含み損益を反映させた金額のことで、含み益が出ていれば有効証拠金は増え、含み損が出ていれば有効証拠金は減ります。

具体的な計算例

例えば証拠金として10万円を預け、米ドル/円150円で10,000通貨(必要証拠金約6万円)を取引したとします。含み損益がゼロの時点での証拠金維持率は、10万円÷6万円×100=約166%です。ここから相場が逆行して1万円の含み損が発生すると、有効証拠金は9万円に減り、証拠金維持率は9万円÷6万円×100=150%に低下します。このように、含み損が拡大するほど証拠金維持率は下がっていきます。

ロスカットが執行される水準

国内FX業者の多くは、証拠金維持率が一定の水準(業者によって50%前後など基準は異なります)を下回ると、それ以上の損失拡大を防ぐために保有ポジションを強制的に決済する「ロスカット」を執行します。ロスカットの基準となる証拠金維持率の水準は業者ごとに異なるため、正確な数値は口座開設先の公式サイトで必ず確認してください。

追証が発生する仕組み

相場が急変動した場合、ロスカットの処理が間に合わず、証拠金維持率がマイナスになる、つまり預けた証拠金を超える損失(追証)が発生する可能性があります。国内FXにはゼロカットシステムがないため、追証が発生した場合は指定期限までに不足分を入金する必要があります。追証は稀なケースではありますが、ゼロではないことは理解しておく必要があります。

証拠金維持率を保つための考え方

証拠金維持率に余裕を持たせる方法は大きく2つあります。1つは、預ける証拠金額に対して取引数量(ロット数)を小さく抑えること、もう1つは、含み損が一定水準に達したら早めに損切りすることです。上限の25倍近くまでレバレッジをかけると証拠金維持率は値動きに対して敏感に変動するため、実効レバレッジを低めに抑えるほど値動きへの耐性は高まります。

証拠金維持率のアラート機能を活用する

多くの国内FX業者の取引ツールやアプリには、証拠金維持率が一定水準を下回った際に通知するアラート機能が用意されています。こうした機能を活用すれば、相場を常時見ていなくても、証拠金維持率の急な低下に気づきやすくなります。設定できる場合は、ロスカット水準よりも余裕を持った数値でアラートを設定しておくことをおすすめします。

属性別に見る証拠金維持率の考え方

  • 初心者:相場の値動きに対する感覚がまだつかめていない段階のため、証拠金維持率は高めの水準を保ち、取引数量を控えめにしておくと値動きへの耐性が高まります。少額の資金で取引数量だけを大きくすると、証拠金維持率が急激に低下しやすくなる点に注意が必要です。
  • 兼業トレーダー:日中は相場を確認できない場合が多いため、寝ている間や仕事中に急変動が起きても対応できるよう、証拠金維持率に普段より余裕を持たせ、逆指値注文をあわせて活用しておくと安心です。
  • 少額資金で始める人:証拠金額が小さいほど、同じ値動き幅でも証拠金維持率の変動率は大きくなります。取引数量を最低単位に近づけるなど、証拠金額に対して無理のない取引数量を選ぶことが重要です。

具体的なケーススタディ

例えば証拠金20万円で米ドル/円を10,000通貨(必要証拠金約6万円)取引しているケースを考えます。証拠金維持率は20万円÷6万円×100=約333%からスタートします。ここで米ドル/円が3円逆行すると含み損は3万円になり、有効証拠金は17万円に減少、証拠金維持率は17万円÷6万円×100=約283%です。さらに5円逆行すると含み損5万円で有効証拠金15万円、証拠金維持率は約250%まで下がります。このように、逆行幅が大きくなるほど証拠金維持率の低下スピードも速まるため、含み損の推移をこまめに確認する習慣が役立ちます。

よくある誤解

「証拠金維持率が100%を超えていれば安全」という考え方は誤解です。100%はあくまで有効証拠金と必要証拠金が同額という状態を示すに過ぎず、多くの業者ではロスカット水準はそれよりずっと低い位置に設定されています。逆に、証拠金維持率が高くても、値動きの大きい通貨ペアで取引数量を増やせば、短時間で水準が急落することもあります。証拠金維持率は「今の状態」を示す数値であり、「これから先も安全」を保証するものではないと理解しておくことが大切です。

国内FX業者ごとの証拠金維持率に関わる違い

証拠金維持率そのものの計算方法は各社共通ですが、ロスカット水準や最低取引単位は業者によって異なります。例えばDMM FXやGMOクリック証券は最低取引単位が1,000通貨からの設定がある一方、SBI FXトレードは1通貨単位から取引できるため、証拠金額に対して取引数量をより細かく調整でき、証拠金維持率をコントロールしやすいという特徴があります。ロスカット水準の正確な数値は、いずれの業者も公式サイトで確認するようにしてください。国内FX業者の比較は国内FX比較ランキングでまとめています。

証拠金維持率に関する具体的な目安の考え方

  • 証拠金維持率が高い(数百%以上)ほど、値動きに対する余裕は大きい
  • 証拠金維持率が業者の定めるロスカット水準に近づくほど、強制決済のリスクが高まる
  • 決まった「安全な水準」はなく、自分の取引数量とレバレッジによって適切な余裕は異なる
  • 相場の急変動が予想されるイベント(経済指標の発表など)の前後は、証拠金維持率に特に余裕を持たせる

よくある失敗例

  • 証拠金維持率を確認せずに取引数量を増やし、少しの値動きでロスカット水準に近づいてしまった
  • アラート機能を設定しておらず、含み損の拡大に気づくのが遅れた
  • 重要な経済指標の発表前後に大きなポジションを持ち、急変動でロスカットに達してしまった

こうした失敗を避けるには、取引前に証拠金維持率のシミュレーションを行い、どの程度の値動きでロスカット水準に達するかをあらかじめ把握しておくことが役立ちます。

自分で確認する手順チェックリスト

  1. 1利用している業者のロスカット基準となる証拠金維持率の水準を確認する
  2. 2現在の取引数量とレバレッジで、証拠金維持率が「有効証拠金÷必要証拠金×100」となることを確認する
  3. 3アラート機能がある場合は、ロスカット水準より余裕を持った数値で設定する
  4. 4重要な経済指標の発表前後は、ポジションサイズや証拠金維持率の余裕を見直す
  5. 5含み損が拡大した場合の損切りルールをあらかじめ決めておく

証拠金維持率や必要証拠金の具体的な数値は、本サイトの計算ツール(計算ツール)でレート・レバレッジ・取引数量を入力するだけで試算できます。損切りルールをあわせて決めておきたい方はFXの損切りルールの作り方も参考にしてください。

まとめ

証拠金維持率とは「有効証拠金÷必要証拠金×100」で計算される指標で、この数値が業者の定める水準を下回るとロスカットが執行されます。決まった安全な目安があるわけではありませんが、実効レバレッジを抑え、アラート機能を活用しながら余裕を持った資金管理を行うことが、ロスカットや追証を避けるための基本的な考え方です。

掲載業者の比較表

業者名最低取引単位通貨ペア数レバレッジ取引ツール登録番号公式サイト
DMM FX株式会社DMM.com証券10,000通貨(ミニ通貨ペア4種は1,000通貨)31通貨ペア(通常23+ミニ4+ラージ4)25倍(個人口座)DMMFX PLUS / DMMFX スマホアプリ関東財務局長(金商)第1629号公式サイト
GMOクリック証券(FXネオ)GMOクリック証券株式会社1,000通貨(公式サイト参照)公式サイト参照25倍(個人口座)GMOクリック FXneo / はっちゅう君FXプラス関東財務局長(金商)第77号公式サイト
SBI FXトレードSBI FXトレード株式会社1通貨34通貨ペア25倍(個人口座)SBI FXTRADE(PC/スマホアプリ)公式サイト参照公式サイト
みんなのFX(トレイダーズ証券)トレイダーズ証券株式会社1,000通貨公式サイト参照25倍(個人口座)FXトレーダー / みんなのFXアプリ関東財務局長(金商)第123号公式サイト

※ 数値は各社公式サイトの公表情報をもとに編集部が整理したものです(最終確認日: 2026年9月)。取引条件は変更されることがあるため、口座開設前に必ず公式サイトでご確認ください。

よくある質問

U

UNIT-FX編集部

国内FX・海外FXの取引条件を、各社の公式サイト・約款を一次情報として確認し、断定的な利益表現を使わずに整理しています。数値は最終確認日時点のもので、変更に気づき次第更新します。

編集方針・運営者情報を見る →

無料の計算ツールで試算する

レバレッジ25倍・申告分離課税の国内FX条件で計算できます。

次に読むおすすめ